IT転職の面接|「なぜIT業界か」で落ちない答え方

IT転職の面接|「なぜIT業界か」で落ちない答え方
未経験のIT転職で、ほぼ確実に聞かれる質問があります。
「なぜIT業界を志望されたのですか」
ここで詰まる人が多いのですが、原因ははっきりしています。志望動機を、自分の経験と切り離して考えているからです。
よくあるNG例
- 将来性がありそうだから
- 手に職をつけたいから
- リモートワークができるから
どれも本音としては自然です。ただ、これらは誰でも言えることなので、印象に残りません。面接官は同じ回答を1日に何度も聞いています。
志望動機は「探すもの」ではなく「引っ張り出すもの」
使うべき材料は、前職での具体的な体験です。
前の仕事で「これ、面倒だな」と思った瞬間が必ずあるはずです。
- 手作業の集計に毎月何時間もかかっていた
- 紙の申請書が回ってくるのを待つ時間が長かった
- 同じ内容を複数のシステムに入力していた
こうした場面を思い出してください。それが起点になります。
3ステップで組み立てる
ステップ1:不便だった瞬間を挙げる
「前職では、月末の集計を手作業で行っており、毎回3時間ほどかかっていました」
ステップ2:どうなればよかったかを言語化する
「自動化できれば、その時間を本来の業務に使えると感じていました」
ステップ3:だから学習を始めた、で締める
「自分でその仕組みを作れるようになりたいと考え、〇月から学習を始めました」
行動が伴っていると、動機に説得力が出ます。学習を始めていること自体が、志望動機の裏付けになります。
すごい体験である必要はない
「もっと劇的なきっかけがないと弱いのでは」と思うかもしれませんが、逆です。
日常の中の小さな不便のほうが、リアルで伝わります。作られた話は、深掘りされたときに崩れます。
「なぜ弊社か」も同じ形で作れる
企業ごとの志望動機も、構造は同じです。
事業内容や求人票を読んで、自分の関心と重なる部分を見つけ、そこに接続します。企業研究といっても、公式サイトの事業紹介と求人票を丁寧に読めば十分です。
面接で聞いていい質問
逆質問は、無理にひねらなくて構いません。次の2つは実用的です。
- 「配属先はどのように決まりますか」
- 「入社1年目の方が担当することが多い業務は何ですか」
どちらも失礼にはあたりません。むしろ、答えが具体的に返ってくるかどうかで、その会社の受け入れ体制がある程度わかります。
答えを濁されるようであれば、それ自体が判断材料になります。
未経験の面接で見られていること
技術的な質問は、未経験枠ではあまり多くありません。見られているのは次のような点です。
- 前職の経験を言語化できるか
- 学習を継続できているか
- 入社後も学び続ける前提を理解しているか
つまり、準備した内容をどう話すかが評価対象です。話し方の上手さではありません。
まとめ
志望動機は探すものではなく、前職から引っ張り出すものです。
前の仕事で面倒だと感じた瞬間を、まず3つ書き出してみてください。そこから組み立てれば、自分の言葉で話せる志望動機になります。